こんにちは、最近、出雲神話にどっぷりつかっている、長谷川時計店・店長「長谷川純一」です。


さきほど、お客様がご来店されました。

「腕時計」と「純正ベルト」を持ち込みされ、これらの取り付けと、そのバンド調整のご依頼でした。



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こんな感じで作業完了!



このような構造のラバー・ベルトは、カッターナイフなどで、バンドの駒を1ずつ切断して、調整します。

装着して「きつい!」と感じても手遅れです。



こういった失敗がないように、最初の調整段階では、ベルトの長さにかなり余裕を持たせます。



一旦、腕に装着していただき、必要に応じて、1駒ずつ同じ作業を繰り返します。



特に取扱のないメーカーの場合、構造上、想定外のことなども起こり得る可能性がありますので、慎重になります。


腕にはめてもらいながら、その場で微調整するのが、間違いがなく最も安全ですね!



ちなみに、このお客様は、
以前、とある時計店に依頼されたようですが、そこでは最終段階まで一気に長さ調整されたそうです。


腕に装着してみると … 、 、


結果はご想像におまかせします。



技術も必要ですが、どこまで気が回るか、そういったことでも非常に対応が違ってきます。


腕時計は多様化され、デザイン、メーカー、構造、素材、など、以前とは比較にならないほど、さまざまなものが出まわり
簡単なようでも、作業をして初めて気づくこともあり、意外に難しいことが多いです。

アンテナをはりめぐらし、日々勉強が必要だと改めて思った一日でした。